●穴釣り入門/ソイ料理のコツ 鍋壊し

 鍋壊し・・・ 

ソイの料理で、私が一番美味しいと思う料理は<鍋>です。
寒い時期に釣れるので、鍋が一番という訳ではありません。
この時期、脂がのって美味しくなるからです。



当然、刺身でもいただきます。
他にも中華風に蒸して食べたりもしますが、私は
やっぱり鍋が好きです。

そこで、簡単に出来る鍋の作り方を紹介しましょう。
<ソイ鍋>は実に簡単です。
材料にはこだわりません。
ある材料だけでかまいません。
ここでは  白菜
       長ねぎ
       えのき
       春菊
       糸こんにゃく
       豆腐
       それにソイ、これだけあれば充分です。        

これで4〜5人前です。
 
鍋は土鍋でなくてもかまいません。

私が野外で作る時などは、一斗缶を使います。
ごった煮でかまいません。

ソイは鱗をひいて内臓を掃除し、ぶつ切りにします。
内臓に付いている肝は捨てないで下さい。

私は、この肝が好きです。
さばくとき、エラの骨やヒレには充分注意してください。

他の材料はそれぞれ切り分けておきます。
これも適当で結構です。

先ず、切ったソイを沸騰したお湯に通します。
こうすることでソイのぬめりと臭みが抜けます。

さっと潜らせるだけで充分です。

鍋に半分程の水を入れ、あれば出し昆布を10cm程入れて
沸騰させます。

ここで味付けです。
私は塩味で仕立てます。

私は、最近まで愛知県産の白しょうゆを使っていました。
<ヤマシン醤油>の特醸という銘柄です。
これを使えば、他に何も入れる必要はありません。
プロの味で出来あがります。

今は、塩にこだわっています。
沖縄の塩です。
<青い海>のシママース。
おいしい塩です。
あっさりとして、素材の旨味を存分に引き出してくれます。

材料にはこだわりませんが、味にはこだわります。

自分で料理するときは、むしろこの程度のこだわりを
持つ方が楽しく料理が出来ます。

あと、お酒を少〜し入れてやって下さい。
自分の飲む分をほんの少しで結構です。

味加減は、少し濃い目にしておいて下さい。
材料から出る水分を計算して。

味が程良くなったら、後は材料をたった込むだけです。

沸騰すれば出来あがりですが、ここで味の最終調整です。
醤油をほんの少し入れるも結構。
ポン酢も結構。
お好きな味に仕立てましょう。

これと同様に、<ハゼ鍋>も作ります。
これもまた実に美味しくいただけます。

秋口に釣ったハゼを冷凍保存しておきます。
私は、一緒に釣れるコチも冷凍にしておきハゼ鍋に入れます。

コチの様に、ぬめりのある魚は冷凍し、解凍するとぬめりが取れます。

ギンポウもこの手を使えば簡単に開けます。
半冷凍で充分です。

ギンポウの天ぷらや、ハゼ鍋にも挑戦してください。
穴釣りが一層楽しくなります。

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穴釣指南役
八方斎すぶ太